マルチオミクス統合解析プラットフォーム「CDIAM Multi-Omics Studio」の取り扱いを開始しました

GMO学術サポート&テクノロジー株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役:神保岳大 以下、GMO学術サポート&テクノロジー)は、このたび、Pythia BioSciences(本社:米国カリフォルニア州)が開発したマルチオミクス統合解析プラットフォーム「CDIAM Multi-Omics Studio」の取り扱いを2025年10月1日より開始しました。

「CDIAM Multi-Omics Studio」は、インストール不要でウェブブラウザから利用でき、直感的な操作でマルチオミクス統合解析を可能にする革新的なソリューションです。研究チーム間の連携を強化し、科学的発見の促進と研究の飛躍的な進展を力強く支援します。

「CDIAM Multi-Omics Studio」の利用イメージ(10x Genomics社 Xenium In Situ)
出典:Pythia Biosciences HP

【背景】


近年、シングルセルRNA-seq、空間的遺伝子発現解析、プロテオミクス等の複数のオミクスデータを統合した解析により、疾患メカニズムの解明や創薬ターゲットの発見において画期的な成果が期待されています。しかし、異なるオミクスデータを統合して解析するには、高性能なサーバー環境や高度な専門知識、膨大な時間を要するという課題がありました。

GMO学術サポート&テクノロジーは創業以来、「データ解析を研究者自身が自由自在に。」を理念に掲げ、解析環境の構築から論文化まで研究者の皆様を「伴走型」でご支援するとともに、先端的な研究支援ソリューションを提供してまいりました。
直感的な操作で、マルチオミクス統合解析を実現するウェブベースプラットフォーム「CDIAM Multi-Omics Studio」の取り扱いを通じて、研究者の皆様が自由自在にデータ解析を行える研究環境の実現に貢献してまいります。

【サービス名】


CDIAM Multi-Omics Studio

【CDIAM Multi-Omics Studioの特徴】


1. インストール不要、ウェブブラウザからアクセス可能

ウェブベースのため、一般的なウェブブラウザを使用して、どこからでもプラットフォームにアクセスできます。お客様のセキュリティポリシーに応じて、組織内のファイアウォール環境下へのオンプレミス導入や、プライベートクラウドでの構成にも対応しています。

2. 直感的なユーザーインターフェース

学習コストを最小限に抑えた直感的なグラフィカル・ユーザー・インターフェース(GUI)により、専門知識がなくても高度な解析を実行できます。

3. すべてのオミクスデータを1つのプラットフォームに統合

シングルセル・空間解析に加え、バルクRNA-seq、プロテオミクスなど他のオミクスデータセットとの横断解析が可能。MultipleDE、MultipleDotplot、Target Summary、Pathwayなどのダッシュボードで統合的なインサイトを提供します。集約的に分析して総合的な知見を得ることも、個別に探索することも可能です。

4. チーム間のコラボレーションを促進

URL共有やプロジェクト共有機能により、バイオインフォマティシャンが解析結果を生物学者と簡単に共有し、さらなる探索を可能にします。H5AD/RDSファイルの直接アップロードにも対応しています。

5. 透明性と科学的厳密性

SingleR、Azimuth、Pathway2Targetsなど、十分にベンチマークされたアルゴリズムに基づいており、ブラックボックスモデルに依存しません。

【GMO学術サポート&テクノロジー独自のサービス内容】


GMO学術サポート&テクノロジーは、これまで多くの大学研究室や企業の皆様に対し、研究環境の構築支援をはじめ、最先端技術を活用したシングルセル解析や空間的遺伝子発現解析に関する各種プロジェクトをサポートしてまいりました。
このたび国内提供を開始する「CDIAM Multi-Omics Studio」においても、ツールの導入から活用、トラブルシューティングにとどまらず、解析結果の解釈や研究成果の論文化に至るまで、専任スタッフが豊富な実績と専門的知見を活かし、一気通貫で伴走・支援いたします。

さらに、研究課題や目的に応じたカスタム解析にも柔軟に対応。セキュアなデータ管理体制のもとで提供するGMO学術サポート&テクノロジー独自のサポートサービスは、多くの研究機関の皆様より厚い信頼をいただいております。

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【CDIAM Multi-Omics Studio 主要機能一覧】


機能カテゴリ詳細
データ管理H5AD/RDSファイル直接アップロード、プロジェクト管理、URL共有
シングルセル解析QC、次元削減、クラスタリング、細胞種同定、マーカー遺伝子解析
空間解析Visium、Visium HD、Xeniumデータ対応、空間的発現パターン解析
マルチオミクス統合MultipleDE、MultipleDotplot、Target Summary、Pathway解析
パスウェイ解析エンリッチメント解析、バイオアクティビティネットワーク解析(BETA)
細胞間相互作用Cellphone DB、リガンド-レセプター解析

【技術的要件】


システム要件

 ● ウェブベースプラットフォームのため、特別なハードウェア要件なし
 ● 推奨ブラウザ:Chrome、Firefox、Edge、Safari

主な対応データ形式

 ● シングルセル:H5AD、RDS
 ● 空間データ:Visium、Visium HD、Xenium(10x Genomics社)
 ● その他:バルクRNA-seq、プロテオミクスデータ

対応生物種

 ● ヒト、マウス、ラット、その他


ご興味のある方は、下記よりお気軽にお問い合わせください。
製品デモンストレーションやトライアル利用についてもご相談承ります。

 <お問い合わせ先>
 GMO学術サポート&テクノロジー株式会社
 営業部門 製品担当
 E-mail:info@gmo-rast.co.jp
 TEL:090-8084-2262
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Pythia Biosciencesについて
Pythia Biosciencesは、最先端のソフトウェアプラットフォームと包括的なバイオインフォマティクスサービスを組み合わせることで、マルチオミクスデータ解析における主要な課題に取り組む科学者を支援することを目的として設立されました。
主力プラットフォームである「CDIAM Multi-Omics Studio」は、生物医学研究者が最新の視覚化技術とインタラクティブな分析を用いて多様なオミクスデータセットを分析・統合し、生物学の全体像を把握することを可能にします。
About | Pythia Biosciences

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