弊社がサポートを行った研究が論文化されました
弊社がサポートを行った研究が、学術誌に掲載されました。
本研究では、頭頸部扁平上皮癌(HNSCC)におけるPD-L1発現の局在と臨床的意義を明らかにするために、高感度抗PD-L1抗体(クローン73−10)による免疫染色と空間的遺伝子発現(10xGenomics Visium)を組み合わせた解析が行われました。CD274(PD-L1遺伝子)の空間的なmRNA発現は、免疫染色によるタンパク発現と高い一致を示し、CD4⁺T細胞の浸潤やHIF-1α・IFN-γ経路の活性化とも関連していました。
弊社で解析をサポートさせて頂いた空間的遺伝子発現の差次的発現解析により、PD-L1発現の空間的な特徴が高精度に評価されました。本研究は、PD-L1の分布と制御機構に関する新たな知見を提供し、免疫チェックポイント阻害療法の適応拡大や病理診断の精度向上に寄与する可能性が示されました。
論文情報
DOI
10.1007/s12105-025-01798-8
掲載誌
Head and Neck Pathology
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